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小豆の縁起
十勝の鈴木農場


ここでは全国の小豆の縁起についていくつか紹介します。
正直いって鈴木もしらないことばかりであり、「おー こんなことがあるんだ!」と驚いております。
このページをご覧になっておられます皆さんも、ひとつ小豆で縁起を担いでみてはいかがでしょうか。
北海道/西海岸にしん漁場の食/四季の食生活/取材地=苫前郡羽幌町焼尻島]

 十二月の冬至には、砂糖で味つけをした煮小豆の中にかぼちゃを入れたかぼちゃがゆを食べる。この日かぼちゃを食べると、中風にならないといわれている。しかし、冬至がすぎてからかぼちゃを食べると、悪い病気になるといういい伝えもある。

[北海道/道南松前の食/四季の食生活/取材地=松前郡松前町]

 冬至に小豆かぼちゃ、山の神に大しとぎ
 十一月中旬の冬至には、小豆かぼちゃを食べる。小豆汁の中にかぼちゃを入れて、やわらかくなるまで煮たもので、これを食べると一年中病気をせずに、健康ですごせるという。

[青森県/南部〈八戸〉の食/四季の食生活/取材地=三戸郡階上町]

 十一月二十四日は大師講さまの年取り。この神さまは子どもが多いので、ほかの神さまよりも一足早く、年取りをするのだという。この日の供えものは、ふき、わらび、栗、にんじん、ごんぼ(ごぼう)、小豆、きのこなどを入れた七草かえをこしらえ、それに桃の木の枝の長いはしを添えてあげ申すのである。

[岩手県/県北の食/四季の食生活/取材地=九戸郡軽米町]

 十一月はじめの冬至には、かぼちゃ料理に工夫をこらし、かぼちゃ小豆がゆなどをつくる。
十一月二十四日は大師講で、大師さまの年取りの日である。この日は、だいすこけえ(大師講粥)といわれる小豆(または、ささぎかえんどう)がゆに、けえの汁一品を供えるだけである。熱いかゆと、けんちん汁ふうのけえの汁は、からだがよく温まる。

[岩手県/県北の食/基本食の加工と料理――生命の糧/取材地=九戸郡軽米町]

 十一月二十四日の大師講の日に、神さまに供える「だいすこけえ」と、とれたての秋野菜のたっぷり入った「けえの汁」を食べる。
 だいすこけえは、もちあわ一六〇匁、小豆八〇匁、塩少々でつくる。小豆をよく洗って一晩水に浸し、三升弱の水で約五〇分くらい煮る。つぎに、あらかじめといでおいたもちあわと塩を加え、よく混ぜ合わせて、とろ火で一時間くらい煮る。
 けえの汁は、だいすこけえといっしょに食べる汁という意味から、こう呼ばれており、信仰上の理由で、七種、九種、一一種と、奇数の種類の具を入れるならわしである。材料は、ささぎ、焼き豆腐、大根、にんじん、じゃがいも、ごぼう、干しぜんまいか干ししいたけなど、それに玉味噌を好みの量とする。
 ささぎは、一晩水に漬けてからやわらかくなるまで煮ておく。にんじん、ごぼう、大根、じゃがいもはそれぞれ皮をむき、いちょう切りかさいの目切りにしておく。豆腐は角切りにする。ぜんまいは水にもどしてやわらかくしておき、食べよい長さに切っておく。なべに水を入れ、沸騰したら味噌を分量の三割ほど入れてごぼうを煮、火が通ったら全部の材料を入れ、やわらかくなったら残りの味噌で味をととのえ、さらに煮こむ。
 たくさんつくって何回も温めなおし、かて飯やひえがゆのおかずにするのもよいものである

[秋田県/県央男鹿の食/四季の食生活/取材地=男鹿市]

 はたはた漁は、番屋開きの「落ち着き」の行事からはじまる。日どりは暦を見て、酉とか辰のつく縁起のよい日を選び、六のつく日は、ろくでないことに通じるので避ける。
「落ち着き」の行事は、北浦神社でお払いした龍神さんの護符を番屋の神棚に供え、灯明や御神酒を上げ、煮た小豆を食べて大漁と安全を祈願する。

[長野県/善光寺平の食/年中行事と食/取材地=長野市]
 
 同じ冬至の日でも、家によっては「一陽来福」といって祝う。来年によい運がくるようにと、やわらかく煮えた小豆の汁に醤油と黒砂糖で味をつけて、その中に「うん」の字のつくもの、うどん、きんかん、ぎんなん、れんこん、はんぺん、寒天などを入れ、夕食に家族そろって食べる。
[長野県/木曽の食/四季の食生活/取材地=木曽郡開田村]

 冬至、大師講 「冬至一〇日で年を取る」といって、かぼちゃを煮て進ぜ、みんなで食べる。冬至がすぎると早めにすす払いをして、年末と正月用の豆腐をひく。旧の十一月二十四日は大師講で、前の晩は小豆がゆを、当日は米の粉で小豆を入れた大師だんごをつくる。

[長野県/善光寺平の食/年中行事と食/取材地=長野市]

 同じ冬至の日でも、家によっては「一陽来福」といって祝う。来年によい運がくるようにと、やわらかく煮えた小豆の汁に醤油と黒砂糖で味をつけて、その中に「うん」の字のつくもの、うどん、きんかん、ぎんなん、れんこん、はんぺん、寒天などを入れ、夕食に家族そろって食べる。

[新潟県/古志の食/四季の食生活/取材地=古志郡山古志村]

 二十三日は大師講で、小豆がゆと焼き大根をつくる。焼き大根は手ごろな大きさの大根を一本のまま、いろりのほろ(熱灰)の中でしんなりと蒸し焼きにし、水で洗ってあくを落とし、手で皮をむき、拍子木形に切って味噌あえにする。

[群馬県/赤城南麓の食/四季の食生活/取材地=勢多郡富士見村]

 十一月上旬、麦播きが終わった祝いを「穴っぷさげ」といい、甘い小豆がゆかぼたもちをつくる。穴っぷさげとは、田畑の空いているところに麦を播いてふさいだ、という意味である。

[富山県/新川魚津の食/四季の食生活/取材地=魚津市諏訪町]

 もちをかち終わると、大根おろしもちと小豆もちを家族全員で食べる。これが暮れの楽しみの一つでもある。

[山梨県/甲府盆地の食/甲府市の大店の食事/取材地=甲府市]

 毎月一日と十五日 一日と十五日の前日を掃除の日と定めて、日ごろ手の届かない押入れの中とか、ガラスふきなどをする。
 この日の朝食は、小豆ごはん、昼は必ず尾頭つきの魚を全員で食べる。日ごろはあまり魚を食べないので、毎月のこの日が楽しみに待たれる。

[愛知県/名古屋の四季と食事/寺町石工職人の食の歳時記/取材地=名古屋市]

 誰かの誕生日がくると小豆のごはんを炊いて、まず神棚、仏さまに供え、そのあと、家族で食べる。魚の尾頭づけを尊び、たいを焼く。西岡家では、誕生日のごちそうは本人の好きなものをつくってもらうきまりになっている。九月に生まれた妹の誕生日には、名古屋地方で縁起ものになっているいなまんじゅうをつくる。いなという魚は大きくなるとぼらになる、出世魚である。
 いなまんじゅうは、えらから中骨と内臓を抜き、腹の中に味噌をたっぷり詰め、魚の姿のまま焼きあげたもの。味噌は、砂糖、酒、小さくきざんだしいたけ、しょうが、ぎんなん、さつまいもを加えてなべでしっかり練りあげてつくる。家庭でつくることもあるが、料理屋に注文してつくってもらう家も年々ふえてきた。

[三重県/人の一生と食べもの/人の一生と食べもの]

 名付けのお七夜には赤飯(小豆飯)を炊く。この飯のことを一名「首すげ飯」といい、この赤飯の小豆を赤ん坊の頭のひこひこしているおどりのところへ二、三個落としてお祝いとすると、首が早くしゃんとするからといわれている。

[兵庫県/播磨山地の食/四季の食生活/取材地=宍粟郡千種町]

うそはがし(旧暦十二月八日) この日にとふを食べれば一年中のうそが消えるという。とふは、大豆一升をとふ屋に持って行き、一〇丁のとふにしてもらう。固いとふができるので、わらでしばって持ち帰る。とふの加工賃は米や金で払う。この日は小豆ごはんを炊き、とふと揚げの味噌汁をつくる。子どもたちはうそをいいあい、相手が鬼をまねて舌を抜こうとすると、急いで味噌汁のとふを一切れ食べて大はしゃぎする。

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tokachi@suzukifarm.net