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農家の用語集
十勝の鈴木農場

私たち農業者の会話の中でちょっと気をつけてみると、かなり専門的な言葉が交わされているのに気づきました。
鈴木農場も、農家という立場ながら、恥ずかしいことに全て理解しているわけではありません。
みなさんのなかで、農業関係者の方とお話をしたときに「あれ?その言葉はどういう意味?」などと疑問を持たれた方も少なくはないのではないでしょうか。実際に鈴木農場のホームページの中でもかなり使われております。
ここでは、そんな会話の中で使われております農家の言葉をいくつか説明をさせていただきます。
少しはお役に立てるのではないでしょうか。

言  葉 説      明
一時転用 農地転用許可制度において、資材置場、駐車場等のために農地を一時的に利用する行為。なお、一時転用する場合は、農地法の許可を要するが、一時的に利用した後、農地に復元することが転用許可の要件の一つとなっている。
一戸一法人 販売農家のうち農業経営を法人化しているものをいう。
裏作 主な耕作をし、その収穫後に次の作付けまでの期間を利用して他の作物を栽培すること。
エコファーマー 持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律に基づき、土づくり技術、化学肥料使用低減技術、化学合成農薬使用低減技術を一体的に導入する計画を立て、都道府県知事の認定を受けた農業者。
NPO Non-Profit Organizationの略。営利を目的としない民間の組織や団体のこと。
ウルグアイ・ラウンド(UR)農業交渉(合意) Uruguay Round/ウルグアイ・ラウンド交渉は1986年9月に南米ウルグアイのプンタ・デル・エステで開催されたガット閣僚会議での合意に基づき開始され、サービス貿易等の新たな分野を含む包括的な交渉として進められ、7年3か月後の93年12月に合意に至った。本交渉における農業交渉の特徴は、国内支持(農業補助金等)や輸出競争(輸出補助金等)にまで交渉の対象が拡大されたことにより、各国の国内農業政策にまで影響を与えるような結果となったことがあげられる。
本交渉の結果、市場アクセス(関税や関税割当て等)、国内支持、輸出競争の3分野の保護水準を95年から2000年までの6年間で一定水準削減すること等を内容とするWTO農業協定が合意された。
温床育苗 苗をつくる場所として、板などで枠を組み、上にビニールトンネルをかけて、醸熱材料(じょうねつざいりょう)や電熱で加温して苗をつくることを温床育苗といい、その場所を温床という。
化学肥料 硫安は空気中の窒素を、石灰窒素はカーバイトと空気中の窒素を、過りん酸石灰はりん鉱と硫酸を、熔成りん肥はりん鉱とじゃもん岩とを、それぞれ原料として、化学的な工業操作で製造された肥料であり、このようにしてできた肥料。
化成肥料 無機質の肥料とか肥料の原料だけを、単に配合したものを配合肥料と呼ぶが、原料に化学操作を加え肥料四要素のうちの二つ以上の成分を含ませた肥料を化成肥料という。
家族経営協定 農業経営に参画する個人の地位及び役割を明確化し、その意欲と能力を十分に発揮できるようにするため、経営の方針や家族一人ひとりの役割、働きやすい環境づくりなどについて家族みんなの話し合いにより取り決めるルール。
ガット(GATT) General Agreement on Tariffs and Trade(関税及び貿易に関する一般協定)の略。1948年に発足し、貿易面から国際経済を支える枠組みとして機能。我が国は55年に加入した。この協定の基本原則は、貿易制限措置の削減、貿易の無差別待遇(最恵国待遇、内国民待遇)とされている。ガットは正式な国際機関ではなかったが、これを拡大発展させる形で正式な国際機関としてのWTO(世界貿易機関)が95年1月に発足した。94年時点のガット及びその関連文書はWTO協定に取り込まれている。
加里 肥料として重要な成分で、肥料四要素の一つとなっている。たいていの作物の吸収量も四要素のうち特に多い。しかし、自然的に供給されやすいし、流亡も比較的少ないので、施用の量はそれほど多くないのが普通である。作物体内の養分移動や繊維質の生成に役立っている。記号はK。
完熟堆肥 わらや落ち葉など十分に腐りきったものを「完熟堆肥」という。未熟な堆肥を施すと、障害が出るおそれがある。
間伐 育成段階にある森林において樹木の混み具合に応じて、育成する樹木の一部を伐採(間引き)し、残存木の成長を促進する作業。この作業により生産された丸太が間伐材。一般に、除伐後、主伐までの間に育成目的に応じて間断的に実施。
干害防止効果 用水改良により、用水不足に起因する被害を防止することによって増収する効果。
環境保全型農業 農業の持つ物質循環機能を活かし、生産性との調和などに留意しつつ、土づくり等を通じて化学肥料、農薬の使用等による環境負荷の軽減に配慮した持続的な農業(「環境保全型農業推進の基本的考え方」(平成6年4月農林水産省環境保全型農業推進本部)。
慣行農法 各地域において、農薬、肥料の投入量や散布回数等において相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと。
客土 栽培上、必要によって圃場に特定の土を持ち込むことがある。このことを客土という。
協業経営(法人) 2戸以上の世帯が共同で出資し、収支決算まで共同で行っている経営(法人)。
緊急防除 我が国の農作物に重大な損害を及ぼすおそれがある病害虫が新たに侵入した場合などに病害虫のまん延を防ぐため農林水産大臣が植物防疫法に基づいて緊急に実施する防除。
苦土石灰 苦土(マグネシウム)と石灰(カルシウム)の両方を含む肥料だが、それが酸度の調整に役立つことから、肥料としてよりも酸度調整剤として使われることのほうが多くなっている。また、マグネシウム、カルシウムともに肥料の五要素に含まれているので、肥料としても十分役立つ。
グリーン・ツーリズム 農山漁村地域において自然・文化、農林漁業とのふれ合いや人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動。ヨーロッパ諸国では、既に国民の間にグリーン・ツーリズムが定着しており、緑豊かな農山漁村が育んできた自然、生活・文化ストックを広く都市の人々に開放し、これら市民が「ゆとり」や「やすらぎ」のある人間性豊かな農山漁村での余暇活動を楽しんでいる。
経営耕地面積 農家が経営する耕地の面積。
兼業 世帯員が自家の農業以外の仕事から収入を得ている農家
兼業従事者 農家の世帯員のうち、30日以上他に雇用されて仕事をした者又は自営業(農業を除く)で15万円以上の販売金額を得た者。
光合成 光合成は、炭素同化作用、炭酸同化作用あるいは簡単に同化作用とも呼ばれ、緑色植物が光のエネルギーを利用して、炭酸ガスと水から糖やデンプンなどのような炭水化物を合成する働きをいう。
交換分合 細分・分散している農用地を、区画、形状等を変更することなく、地域ぐるみで所有権などの権利を交換することによって、広く使いやすい農用地にまとめる(集団化する)こと。
国内総生産(GDP) Gross Domestic Product(国内総生産)の略。国内において一定期間(通常一年間)に生産された財貨・サービスの付加価値額の総計。国内の経済活動の水準を表す指標となる。
骨粉 動物の骨を主体につくった肥料で、主成分はりん酸三石灰(Ca3P2O8)、骨素、油脂で、窒素や加里は少ない。骨粉には粗骨粉、蒸製骨粉、脱膠骨粉、脱脂骨粉などがあり、いずれも効き方はおそくゆるやかである。
雇用労働 営農プランで設定した作物の栽培に必要な労働時間が自分が提供する労働時間を超えた場合、お金を出して人を雇わなければなりません。
雇用労働費=雇用時間×雇用労賃で計算し、経営費に計上されています。
根菜類 ダイコン・カブ・ニンジン・ゴボウ・タマネギなどのように肥大した根部を食用とする野菜類をいう。
根粒菌 植物の根に共生し、空気中の窒素ガスを固定する細菌類。自然界の窒素循環に大きな働きをする。マメ科植物でよくみられ、固定した窒素は寄主植物が利用する。
作況指数 作柄の良否を表す指標で、その年の10アール当たり平年収量に対する10アール当たり(予想)収量の比率で表す。10アール当たり平年収量は、作物の栽培開始前に、その年の気象の推移や被害の発生状況等を平年並みとみなし、最近の栽培技術の進歩の状況等を考慮して、実収量のすう勢を基に算出したその年に予想される10a当たり収量のことである。
作付 作物を植え付けること。
酸性土壌 土壌中の水溶液が酸性であれば,その土壌を酸性土壌という。
産直 「産地直送」「産地直売」「産地直結」の略。
資源作物 エネルギー源や製品材料とすることを主目的に栽培される植物で、トウモロコシ、なたね等の農作物やヤナギ等の樹木が該当。
資源保全 食料の安定供給の基盤である農地・農業用水や農村の自然環境、景観などの資源を良好な状態で保全管理すること。新たな「食料・農業・農村基本計画」では、農村の構造の変化や国民の価値観の変化などを踏まえ、将来にわたり良好な状態で保全管理が確保されるための新たな施策体系を構築することとしている。
施設園芸 ビニールハウスやガラス室などの施設で、野菜や花をつくる農業を施設園芸という。
指導農業士 現に優れた農業経営を行いつつ農村青少年の育成に指導的役割を果たしている者で、知事が認定した農業者。45道府県が認定を実施している。
市民農園 都市の住民がレクリェーション、自家消費用野菜・花の生産、高齢者の生きがいづくり等の多様な目的で、小面積の農地を利用して野菜や花を育てるための農園。
集落 市町村の区域の一部において、農作業や農業用水の利用を中心に、家と家とが地縁的、血縁的に結び付いた社会生活の基礎的な地域単位のこと。農業水利施設の維持管理や農機具等の利用、農産物の共同出荷等の農業生産面ばかりでなく、集落共同施設の利用、冠婚葬祭その他生活面にまで及ぶ密接な結び付きのもと、様々な慣習が形成されており、自治及び行政の単位としても機能している。
受粉 花粉を雌しべの頭につけることをいう。そして人手でつけることを人工受粉(じんこうじゅふん)といい、風や虫が媒介となってこれをやることを風媒(ふうばい)、虫媒(ちゅうばい)という。
硝酸態窒素 肥料の窒素には三つの形態があり、そのうちの一つが硝酸態窒素である。この形態で植物に吸収されやすいが、水に溶けやすく、土にはほとんど吸収されないので、水と一緒に流亡する。
食料産業 農業、林業(きのこ類やくり等の特用林産物に限る)、漁業、食品工業、資材供給産業、関連投資(農業機械、漁船、食料品加工機械等の生産や農林漁業関連の公共事業等の投資)、飲食店、これらに関連する流通業を包括した産業であり、「産業連関表」や「国民経済計算」に準拠して農林水産省が作成している「農業・食料関連産業の経済計算」において推計の対象としている産業。
女性起業 女性が主たる経営を担い、主に地域産物を使い、女性の収入につながる経済活動のこと。
新規就農者 農家世帯員のうち調査期日の前々年の就業状態区分が「勤務が主な人」と「学生の人」で、過去1年間の普段の就業状態が「農業が主な人」になった者。
新規就農相談センター 全国及び都道府県に設置されている新規就農に関する相談窓口で、青年農業者等育成センター及び農業会議組織が運営するものの総称。新規就農希望者に対する農地の確保に関する情報等といった新規就農関連情報や、就農相談活動、就農セミナー等を業務として行っている。
深耕 土壌の物理的性質や化学的性質の改善と、それに伴う土中微生物の活動をよくすることなどによって、耕土の生産力を高めるために、深く耕す作業をいう。
スーパーL資金 農業経営基盤強化資金の略称。農林漁業金融公庫が、認定農業者を対象に農地取得、施設整備等に必要な長期資金を低利で融通する制度資金。また、民間金融機関が、認定農業者を対象に肥料・種苗代等に必要な短期運転資金を低利で融通する農業経営改善促進資金(略称:スーパーS資金)がある。
施肥基準 都道府県が作物の種類、土壌、作型等の別に標準的な施肥量等の指導上の基準を示したもの。栽培指針等の名で作成されているものもある。
専業農家 自家の農業所得のみで生計を営む農家
総合農協 貯金の受入れ、資金の貸出しの業務を行う信用事業をはじめとし、米・野菜等の販売、肥料・飼料・農業機械の共同仕入れ等の業務を行う経済事業、各種生命共済、自動車共済等の業務を行う共済事業などのさまざまな事業を兼営している農業協同組合の総称。
第3セクター 国や地方公共団体と民間企業、団体との共同出資で設立される事業体。
大豆交付金 販売を目的とする大豆の生産者に対し、生産費等を勘案して助成(大豆作経営安定対策の拠出に係る数量に限る。)する交付金。単価は、全銘柄共通となっている。交付の際には、産地品種銘柄別の平均販売価格が農林水産大臣が定める金額を超えた超過額を交付金単価から減ずることとなっている。
WTO World Trade Organization(世界貿易機関)の略。ウルグアイ・ラウンド合意を受け、関税及び貿易に関する一般協定(ガット)に代わり、1995年1月に発足した国際機関。本部はジュネーブにあり、貿易障壁の除去による自由貿易推進を目的とし、多角的貿易交渉の場を提供するとともに、国際貿易紛争を処理する。
WTO農業交渉 WTO農業協定20条の規定に基づき、2000年3月に開始。2001年11月に立ち上げられた新ラウンドの一部として交渉が行われている。2004年7月にジュネーブで開催された一般理事会において、農業分野を含め、枠組み合意がなされた。
男女共同参画社会 男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会のこと。
窒素 植物の肥料成分として、最も重要なものの一つである。 窒素が不足すると作物は小型となり、葉は黄色を帯びて子実の収量も低下する。一方、過多の場合は、葉は濃緑となり軟弱徒長し病虫害を受けやすく成熟も遅れる。植物体の主要な物質を構成する元素である。
地産地消 地域の消費者ニーズに即応した農業生産と、生産された農産物を地域で消費しようとする活動を通じて、農業者と消費者を結びつける取組。
沖積土 河水が運搬して漸次沈積して生じた沖積平野やデルタあるいは海岸平野の低地に分布する土壌。
中耕 栽培中、畝の表層が硬くなるため、通気性を良くする目的で浅く耕す作業を中耕という。除草と同時に行うことが多く、この場合、中耕除草という。
追肥 作物の生育期間中に施す肥料。肥料の種類や量、施肥の回数や時期は、作物の種類、気候、土壌、生育状況により異なるが、一般には速効性肥料を用いる。
堆肥 ワラ、落ち葉、その他植物有機物を微生物の働きで腐らせたものを堆肥と呼び、畑に混和して用いる。植物の生育に有効な多くの微量要素を含むが、単なる肥料成分のみでなく、土壌の物理性を良くし、土壌微生物の働きを高め、栽培上欠かせないものである。積肥(つみごえ)ともいう。
土寄せ 作物の株元に土を寄せる作業をいう。一般には株もとを保護するために軽い程度に行うが、根深ネギの長い白根は、特に深い土寄せでつくられる。
定植 苗床などで育苗した苗を最終的に畑に植える作業を定植という。
天敵 害虫を侵す自然界の外敵を天敵という。天敵を保護・増殖させると害虫の被害を軽減させることができる。
展着剤 使用する殺菌剤や殺虫剤の散布効果を高める目的で加用する農薬をいい、主剤の成分と反応しないこと、付着性に優れ、薬害の懸念が少ないことなどが大切である。
特別栽培農産物 生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている化学合成農薬及び化学肥料の使用状況のこと)に比べて、化学合成農薬の使用回数が50%以下、かつ化学肥料の窒素成分量が50%以下で栽培された農産物。特別栽培農産物に係る表示ガイドラインに生産の原則等が定められている。
トレーサビリティ・システム 食品等の生産や流通に関する履歴情報を追跡・遡及することができる方式。生産者や流通業者は、媒体(バーコード、ICタグ等)に食品情報を集積するなどし、それを消費者等が必要に応じて検索できるシステム。これにより、食品事故発生時の早期原因究明や生産者と消費者の「顔の見える関係」の構築が期待される。
鳥インフルエンザ A型インフルエンザウイルス感染による鳥類の疾病であり、人のウイルスとは異なる。鳥インフルエンザのうち鶏等に高致死性の病原性を示すものを高病原性鳥インフルエンザと呼ぶ。鶏等が感染すると、全身症状をおこし、神経症状、呼吸器症状、消化器症状等が現れ、大量に死亡することもまれではない。なお、鳥インフルエンザウイルスは、生きた鳥との接触等により人に感染した例が知られているものの、鶏卵、鶏肉を食べることにより感染することは報告されていない。
床土 苗を育てるために使用する土で、通気や排水、保水性のよいことが大切。無病の土に稲ワラ(堆肥)や肥料を用いて2〜3年かかって作る。
土壌改良 花壇や庭の土に堆肥や腐葉土、パーライト、石灰などを混ぜ込み、土の状態をよくするために行う作業。
土壌消毒 土壌中の病原菌や害虫による作物の被害を防ぐため、土壌を蒸気熱、太陽熱または化学薬剤で消毒すること。
徒長 チッ素や水分過多、日照不足などで、植物の茎や枝が通常以上にやわらかく長く伸びること。
認定就農者 新たに就農しようとする青年等であって、その作成する就農計画について都道府県知事により認定を受けたもの。
乳剤 農薬のうち、水に溶けないが油類にはよく溶ける有効成分は、乳剤として実用に供する。水でうすめると、ちょうど牛乳のような白濁した液が得られる。これを乳濁液と称し、噴霧器などを用いて散布する。乳剤は殺虫剤に例が多い。
尿素 窒素46%を含む窒素肥料で、炭酸ガスとアンモニアを加圧・加熱して製造する。田畑に施用するほか、0.5%くらいの溶液として葉面に散布し、葉面から吸収させるのにも用いられる。
ネコブセンチュウ ネマトーダの一種。作物の根、特に先端に寄生し、こぶを多数作り、作物を弱らせる。
農家所得 農業所得+農外所得。
農協個人正組合員 農協の組合員のうち、個人の正組合員をそれ以外の組合員と区別した呼び方。農協の組合員は資格によって農業者である正組合員と、そうでない准組合員に分けられる。正組合員としての資格は各農協の定款で定められているが、一般的には、10アール以上の農地を保有し農業を経営しているか、又は年間90日以上農業に従事している者、あるいは農業の経営を行う法人となっている。
農業委員 「農業委員会等に関する法律」に基づき市町村に設置される独立の行政委員会である農業委員会の委員。公選制の下での選挙委員と、市町村長が選任する選任委員(団体推薦、議会推薦)がいる。
農業協同組合 市町村には農協やその支所があり、農業経営や農村で生活するうえで、重要な役割を果たしており、大部分の農家が組合員として加入しています。
農協には、農業全般についての事業をする総合農協と作目(家畜等)別の専門農協があり、その上に都道府県段階、全国段階の連合会があります。農業者の大部分が加入しているのは総合農協で、通常、農協という場合、この総合農協を言います。農協は、組合員を相手に農業資材・生活物資の斡旋、農畜産物の集荷・販売、営農・生活資金の貸し出し、貯金の引き受け、生命共済など組合員の営農・生活全般に係わる幅広い事業を行っています。
また、特に各種制度資金を借り入れる場合は農協が主な窓口となり、制度資金では賄えない営農資金なども農協が貸してくれます。
農業災害補償制度 自然災害、病虫害等の農業災害によって受ける損失を保険の仕組みにより補てんすることにより、農業経営の安定を図り、農業生産力の発展に資することを目的とする、農業災害補償法に基づく制度。この制度により運用される事業を「農業共済」といい、「NOSAI」の俗称もある。
農業者年金 農業者の老後生活の安定等を図るとともに、農業者の確保に資することを目的として、国民年金の2階部分として農業者の老齢時に年金等を給付する制度。認定農業者等の一定の要件を満たす担い手に対して保険料の国庫補助(最大1万円)を行う仕組みがある。また、財政方式として安定的な積立方式を採用しているという特性があり、独立行政法人農業者年金基金が制度の運用を行っている。
農業従事日数 自営農業に従事した日数。
農業生産法人 農地等の権利を取得できる法人のこと。農地法では、農地等の権利を取得できる法人は、原則として、農業生産法人の要件を満たすものに限られている。
農繁期 農作業が一番忙しい時期、期間のこと
バーク堆肥 木材の皮や切りくずなどを発酵させて作った堆肥で、野菜や花の栽培に利用される。
配合肥料 2種以上の肥料を混ぜて、四要素の割合を作物に適するようにした肥料をいう。
播種 種子をまくことを播種という。
BSE Bovine Spongiform Encephalopathyの略。異常プリオンたんぱく質(細胞たんぱく質の一種が異常化したもの)に汚染された飼料(BSE感染牛の脳等を含む肉骨粉等)の摂取により経口感染すると考えられている牛の疾病。2年以上の長い潜伏期間の後、脳組織がスポンジ状になり、行動異常等の神経症状を呈し、発病後2週間から6か月で死に至る。1986年に英国で初めて報告されたが、これは、70年代に英国での肉骨粉の製造工程が変化したことにより、異常プリオンたんぱく質が不活化されずに残存した肉骨粉が流通・給与されたことが背景にあると考えられている。
ピートモス ミズゴケなどの植物有機物が、寒冷地の低湿地で長年月の間堆積し、褐変腐植化したもの。軽くて通気性、吸水性に富み、鉢花の栽培用土としてそのまま、あるいは他の土と混和して用いられる。酸性が強いので注意が必要。
肥料四要素 作物の生育には16の成分が必要とされているが、このうち主な成分は窒素(N)、りん酸(P)、加里(K)、石灰(Ca)の4成分であり、これを肥料四要素という。
フェロモントラップ 合成された性フェロモンを誘引源とし、害虫を捕獲する装置で、主として害虫の発生予察に使用される。
複合経営 農産物販売金額が一番多い部門の販売金額が、全販売金額の8割未満の経営。このうち、農産物販売金額が一番多い部門の販売金額が、全販売金額の6割以上8割未満の経営を準単一複合経営という。
覆土 種子をまいた上にかぶせる土を覆土という。
普通栽培 栽培の時期や、方法が自然の気象に合っている場合、これを普通栽培という。
粉剤 粉末の形で散布する農薬のことをいう。飛散しやすいので風のない時に散布する。また、播種・定植時に畝面に用いて害虫の駆除を図る場合も多い。
不作付地 農林水産省の統計調査における区分であり、調査日以前1年以上作付けしなかったが、今後数年の間に再び耕作する意思のある土地。
pH pH(ペーハー)は溶液の酸性やアルカリ性の度合いを示す単位で、土壌溶液のpHは植物の生育に大きなかかわりを持つ。 0〜14の段階であらわし、中性はpH7、酸性度が強まるにしたがって順次にpH6、pH5、pH4……、またアルカリ度が強まるにしたがって順次にpH8、pH9、pH10……のようにあらわす。
ベッド 温室栽培で、ベンチを設けないで、直接植え込む畝をベッドまたは地床(じどこ)という。
べと病 ウリ科、アブラナ科の他、タマネギで被害の大きい病害である。気温20゚Cくらいで多湿のときに特に発生しやすい。葉に褐色の斑紋をつくる。ウリ科、アブラナ科では斑紋の形は葉脈を境につくられるので角ばっている。 ダイセンやダコニールなどで防除するほか、敷きワラをして雨滴のはね上がるのを防ぐとよい。
萌芽 芽を吹くこと。芽生え。発芽。
ほ場整備 生産性の向上とともに農村環境の整備、地域活性化などを目的とする農地基盤の整備。区画の規模・形状の変更、用排水、道路等の整備のほか農地の利用集積や非農用地の創出による土地利用の秩序化などを行う。
間引き 苗床や直まきの畑で、密生している部分の苗を適当に取り去り、また、奇形や徒長したものや育ち遅れたものを取り除く作業をいう。
元肥 作物を栽培する前にあらかじめ田畑に施しておく肥料。種類・施用量は、作物や栽培型により異なる
有機農法 安全で本物の農産物を作るため、農薬や化学肥料を利用しない土作りを重視した農法。最近有機農産物の表示基準が示された。
有機質肥料 油粕、魚肥などのように、四要素のほかに有機質を含んでいる肥料をいう。これに対して化学肥料を無機質肥料という。
有機態窒素 複雑な窒素化合物は微生物の作用をうけて、アンモニア態または硝酸態になってから作物に吸収される。この窒素化合物を有機態窒素という。石灰窒素、尿素などがその例である。
遊休農地 耕作の目的に供されておらず、かつ、引き続き耕作の目的に供されないと見込まれる農地。
優良農地 集団的に存在する農地や農業生産基盤整備事業の対象となった農地等の良好な営農条件を備えている農地。
用土 鉢や苗床で栽培するのに用いる土を用土といい、有機物や肥料成分を適度に含み病害虫のないこと、通気や水はけなどについて良好なものをあらかじめ作っておく。
葉面散布 ヨーゲンなどを用い葉に散布して、葉面から養分を吸収させることをいう。
ヨトウムシ 下葉の裏に産みつけられた卵からふ化した幼虫が葉を食害する。幼齢時は薬剤が効くが、あとは効きにくく、ハクサイなどの結球内に食い込んだものは駆除できない。5〜6月と9〜10月に多発する。定植前にオルトラン粉剤やパダン粉剤などを施し駆除する。捕殺が確実で効果が高い。
リース農場 農業公社等(農地保有合理化法人)が離農跡地や後継者不足の農地及び施設を整備し、新規就農者等に一定期間リースし、譲渡する仕組み。
硫安 最も盛んに使用される窒素肥料で、窒素20%ほどを含む。速効性であるから、元肥よりも追肥に適する。
粒剤 粒状に加工した農薬で、散粒器や手でそのまま使用できる。除草剤や殺虫剤でも土壌に施用する農薬では粒状の形をしたものが多く、使用が簡便である。
緑肥作物 植物体を腐らせずに、そのまま土壌中にすき込んで分解させ、直接または間接的に作物に養分を供給することを目的に作付ける作物。北海道では、えん麦、アブラナ科のキカラシ、ひまわり、青刈りとうもろこし等が緑肥作物として作付けされている。
輪作 一定年の期間、同じほ場において種類の違う作物を一定の順序で栽培することをいう。労働配分の均衡化、土地利用率の向上、危険の分散といった効果があるほか、土壌伝染性病害虫や雑草の発生抑制、肥料の利用効率の向上、土壌養分のバランス維持による地力の維持増進等を図る効果とされている。
硫酸加里 普通48%の加里を含む加里肥料で、速効性で作物によく吸収され、水で流失することも少ない。元肥にも追肥にも用いる。
りん酸 りん酸は肥料四要素の一つで、植物の新組織をつくるのに役立つといわれている(可溶性りん酸)。記号はPであらわす。
裂根 ダイコン・カブ・ニンジン等で問題になる。根部の周皮の生育と、内部組織の肥大が不均衡な時に発生する。在圃期間が長く収穫が遅れた場合に多発し、土壌水分の変化が大きく起因する。
連作障害 連作によって起こる作柄の不良を連作障害または忌地(いやち)現象という。 原因は、特定の病害が甚だしくなる、特定の土中養分の欠乏、塩積(えんせき)、根が分泌した有害成分のためなど、場合によって種々である。
露地栽培 温室やフレームを用いないで普通の畑で花や野菜を栽培すること
脇芽 葉のつけ根にできる芽。普通、葉の基部の上側にできるが、葉柄の内側に生ずるものも多い

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