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じゃがいもをめぐって
十勝の鈴木農場
 じゃがいもは、北海道を代表する農産物です。北海道では「畑作物」としているジャガイモは、全国的に「野菜」として扱われています。栄養素としてみると、ジャガイモ類は炭水化物を主とするものなので、穀物の代わりとされることが多いそうです。
 
 「十勝のジャガイモは、道外に比べ、ホクホクして美味しいのはどうして?」
 1 ジャガイモは、南米アンデスの産地で生まれ、冷涼を好み、生育中は気温の高いのを嫌います。気温が低めだと、無駄な茎葉繁茂を避けることができ、自然な生育期間をたっぷり澱粉つくりに確保できるからです。
2 北海道には梅雨というものがほとんどなく病害虫の発生が少なく、無理のない一生を終えることができるから。
3 太陽の光と炭酸ガスで葉に蓄えられたエネルギーは、夜、糖分となって土の中のジャガイモに移行するのですが、夜と昼の気温の差が大きいほど、スムーズに移行していき、澱粉として蓄えられ、ホクホク感をだしてくれます。
などがあります。これらの点がヨーロッパより劣りますが、道外に比べると優っています。
 つまり、日本国内の暖地では、梅雨や猛暑のくる前に、青々した茎を抜き取り、肥大途中の未熟なものを収穫することが見受けられます。このため、皮むけが多いほどホクホクすることないといわれているんですよ。

 「男爵いも」は1876年北米で見いだされ、「メークイン」はちょうど100年前にイギリスで世間に紹介されたもので、ともに前世紀の品種です。
 これがわが国で定着したのは、お客様の好みにあったわけでなく、熟期が早くある種のカビによる疫病にかからないので、農家に好かれたためであった。そして、本来なら欠点とされる「メークイン」の特異な長紡錘形と「男爵」の芽の深さがかえってお客様の頭の中で差別化され定着するまでになったのではないでしょうか。
ジャガイモは、蒸す、煮る、揚げる、炒める、ベークするなど各種の調理に使うことができ、「組み合わせの王様」と呼ばれ、広く食べられています。
 


 
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tokachi@suzukifarm.net